【東京|2025年8月13日】

Ramirez Asset Management(以下、RAM)は本日、同社アジア戦略顧問である上原昭弘氏が日本の個人投資家のために申請した新たな取引権限の開放を正式に承認し、世界有数の投資銀行であるゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)との第6回目となるシステムレベルでの連携を実現、個人投資家向けに機関投資家レベルのAI取引システム・チャネルを本格稼働させることを発表した。
今回の協業は、日本の金融市場における歴史的な節目となる。これにより、個人投資家は初めてRAMプラットフォームを通じて、ゴールドマン・サックスが提供するプロフェッショナル機関取引用チャネルにアクセス可能となり、選定から建玉、ポジション監視、そしてプログラムによる自動売却までを網羅した完全自動AI取引システムを利用できるようになる。これにより、真の意味で機関投資家と同一の取引テンポでの売買が実現する。
本システムは以下の3つの中核機能を備える:
AIによる資金フローおよびテーマ・ローテーションの自動検知
プログラムによる売買執行で感情的判断を排除
口座資金の全プロセス追跡と可視化による操作性向上とリスク管理
RAMによれば、このAIシステムは本日よりクローズドテスト段階に入り、当初は特定の実運用口座に限定して提供され、その後段階的により多くの個人投資家へ開放していく予定だという。また、利用にあたってはリスク評価および口座コンプライアンス審査を通過する必要があり、日本の金融庁の関連規定を厳守する。
〈コンプライアンスおよび規制情報〉 Ramirez Asset Managementは、日本金融庁に正式登録された機関であり、関東財務局登録番号 Kanto Local Finance Bureau (FIBO) No.102 を保有。AIアルゴリズム取引、資産運用、金融商品開発など多岐にわたる金融サービスの提供資格を有している。
上原昭弘氏は次のように述べている。
> 「これまで数十年、日本の個人投資家は常に一歩遅れ、一段弱い立場に置かれてきました。これからは機関投資家を模倣するのではなく、同等のツール・情報・スピードを持つべきです。今回RAMが正式にこのシステムを承認したことは、単なる技術革新ではなく、日本の個人投資家にとって公平性を飛躍的に高める前例のない一歩となります。」
上原氏は2022年以降、RAMとゴールドマン・サックスの間でETF戦略、AI高頻度建玉モデル、資金追跡およびテーマローテーションエンジンなどの中核モジュールを含む5回の共同システム開発を推進してきた。今回の第6回目の協業は、機関レベルのリソースを個人投資家層に開放する初の試みであり、ゴールドマン・サックスにとっても日本市場における個人投資家向け取引構造の開放は初めての挑戦となる。